- 2007年2月24日
- エコボロンの紹介
劣化原因、1位腐朽・2位シロアリ
木造住宅の劣化原因は、1位が腐朽、2位がシロアリによるものだと言われています。 腐朽やシロアリの被害を受けると修復が必要になりますし、家の資産価値が下がってしまいます。 また、耐震性能も低下してしまいます。
阪神大震災で被害の大きかった神戸市東灘地区では、 倒壊した家屋のうち約8割にシロアリや腐朽による被害があったという調査報告もあります。 シロアリ・腐朽対策と予防が万全であったなら、倒壊家屋はもっと少なくて済んだはずです。
参考→シロアリ予防の重要性
シロアリ・腐朽の予防措置
住宅の防蟻・防腐措置は、建築基準法で定められています。 「構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1メートル以内の部分には、 有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐ ための措置を講じなければならない。」(施行令第49条2)
現在一般的に行われている防蟻防腐措置はべた基礎・通気構造などに合わせて シロアリや腐朽に強いと言われているヒノキなどの樹種を使用して家を建てる「無処理」と、 現場で有機薬剤や天然の防蟻防腐剤を使う「現場処理」とに大別できます。
無処理の問題点
べた基礎は、湿気対策・シロアリ対策に一定の効果が得られるものですが、 水抜き穴や配管周り、コンクリの打ち継ぎ部などからシロアリが侵入することがあります。 また、最近では基礎外側断熱材の使用増加に伴い、外側断熱材を伝って侵入する事例も出てきています。
通気構造は、防腐対策としては一定の効果が得られますが、有効なシロアリ対策とは言えません。 シロアリは自ら環境を整備する能力を備えた生き物であり、土を盛って外気を遮断し、水場から水を運搬します
ヒノキなどの樹種は防蟻防腐性能が高いと言われていますが、同じ樹種でも産地や部位などによって大きなばらつきがあります。 また、シロアリにとっては好みでないというだけで、食べられないわけではありません。 どんな樹種であっても木材である以上、食害を受ける可能性があります。
現場処理の問題点
匂いでシロアリを忌避するといった揮発性のものが多く、これらは効果が短期間で無くなってしまいます。 また、非常に高価なものが多いようです。
中には、炭から出るマイナスイオンでシロアリの生態系を狂わせて殺すという製品もあるようです。 森の中に多く存在するといわれるマイナスイオンを、森の中に生息しているシロアリが嫌がるというのは不思議な話です。
現在では健康と環境への配慮から5年以上効果の持続する薬剤は製造できなくなっています。5年毎に施工しなければ効果が維持できない事や再施工時には新築時と違って壁体内など施工できない部分が出てくること、施工者や住まい手であるお施主様の健康を害する可能性などが問題として挙げられます。
解決方法『エコボロンPRO』
これらの問題を解決する為に、株式会社エコパウダーでは安全・強力・長持ちするホウ酸系木材保存剤の研究を進め、ホウ酸塩鉱物の防蟻防腐塗料『エコパウダーBX』を開発しました。そして、さらに『エコパウダーBX』のノウハウを活かし、施工性を大きく改善させた木材保存剤『エコボロンPRO』の開発に至りました。
エコボロンPROは、強力で持続するシロアリ・腐朽予防性能を、安全に提供致します。
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